2017年03月30日

第弐章    骨盤矯正は、床に布団を敷き、仙腸関節をただす

 近頃ベッドで行う骨盤矯正の広告をよく見るが、危険だし、出来ない相談だ。  本来、床に布団を敷いて行うものだ。

 【参考写真】骨盤矯正の真骨頂「仙暘関節の操作」  http://www.pelvic-seitai.com/

 例えば一連の操作の中で師匠の五味雅吉先生が「骨盤矯正の真骨頂」と言っていた仙腸関節の操作は患者は腹ばいになり、施術者は両足を肩幅くらいに開き、中腰、蟹股で行う。その時一方の足の親指を立て、かかとの外側を鋭角に構え、ふんわりと患者の仙腸関節に乗せる。施術者は患者の片足を両手で持ち上げながら体重をかかとに移し、体重が乗り切った瞬間に一気に加圧調整する。
この時師匠は「かかとの力で床を突き抜く気持ちで加圧しろ!」といわれていた。
また、かかとを乗せた仙腸関節の位置と、構えた脛の角度(蟹股で決まる)が重要である。
 患者が怖がって固まってしまった時や、子供が泣き叫ぶ時に無理やり施術してはいけない。患者と格闘しているのに等しく何の効果もない。患者の充分な理解や納得が必要である。
 このように骨盤矯正中で最も大切な操作は、施術者の全体重を瞬時に患者の」仙腸関節に加えるものであって、フカフカのベッドでは出来るはずがないし、危険極まりない。
また師匠が矯正といわず調整と言ったのは、強力な加圧を仙腸関節に加えてもポキンポキンと音がして矯正されるには老若男女誰でも三日に一度以上施術して数年掛かるからである。
 それというのも、仙腸関節は人類が直立歩行することで上下のズレと寛骨の横への開きが起き、骨盤周りの靭帯や筋肉がカチカチに硬直して、全身の筋肉も委縮しているからである。
場合によっては骨盤がさらに悪化して筋肉の萎縮が進むと拘縮を起こし、麻痺、けいれんなど色々な障害をおこすこともある。
骨盤の歪みは赤ちゃんのときから始まり、歳の数だけ経過して限界状態に達して痛みや病気を自覚する人が多く、長い期間放置することになりカチカチになる。

 赤ちゃんの治療はお母さんが行うのが一番良い。すぐ習得できるので是非習って欲しい。いつでも教えます。
またホームページの「ママは治療師」をご覧ください。http://www.pelvic-seitai.com/mamatop.html


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岐阜市白菊町3−14 マルイチビル2F TEL 058-232-5036  
ペルビック健康センター 院長 清水 忠義
【ホームページ】http://www.pelvic-seitai.com/

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2017年03月28日

第壱章  近頃頻りに疑問を抱く : 本当に技術を習得しているの

 近頃お題目のように「骨盤矯正」を並べている施術院が多いが、骨盤矯正の技術を本当に習得しているのかどうか疑問を抱くこと度々である。

 わたくしは若いころから腰痛、膝痛、頭痛、胃病、乗り物酔いや様々な症状になやんだ。
二十代で歩けなくなることが何度もあった。
病院での治療に見切りをつけ、各所を廻り捜しあてたのが自然良能会である。初めての治療で治ると実感した。
もうすぐ後期高齢者の仲間入りをするが、治療のおかげで、現在も現役で薬を吞むこともない。

 骨盤矯正の創始者は自然良能会、会長五味雅吉氏である。
 私は良能会で治療を重ねるうちに講習会にも参加した。毎月第一第三日曜に開催されていた。
全国各地から治療師のほか医師も集まり盛況であった。午前中は大学教授か医師の講義で午後は会長の講義と実技指導、その後二人組で実技の指導を弟子たちから受けた。また講義が終わってから友達十数人で良能会のあった山手線の大崎から馬込温泉に行き、大広間を借り、実技の復習をした。
自営をしている先輩が多かったので勉強になった。

 そんなことで十数年経過したが、自分の技術に自信が持てず会長を訪ね、「弟子と同じように教えて下さい」と言ったら「うちの弟子は高卒で9年、大卒で6年毎日一生懸命働いている」と大目玉を食った。会長は威厳がありカリスマ性の持ち主で怖かった。日を改め百万円差し出しお願いしたら明日から来いと言われた。

 6人の弟子たちの治療を眺める毎日であった。患者は毎日三百人ほどだったが偶にやってみろと言われた。
会長はほとんど本書きをしているが、リーダーのリナ・グレープさんが午前中の患者から特殊な数人を選び、昼休みに会長が説明しながら治療を弟子に教えていた。また弟子たちは夕方から、日本指圧学校を創設し、世界にSHIATSUの名前を広めた浪越徳次郎氏の指圧学校に通っていた。骨盤矯正は保険が効かないので資格を取らせる心遣いだったであろう。

 私は指圧の治療を受けても気持ち良いだけで治らなかったので諦めた。
なお、骨盤矯正は会長が「厚生省に何度も申請書を提出したが受け付けはするが一度も返答はない」と言われていた。一人何度も唇を噛みこらえられたとか。厚生省の基準とは何なのか。
 会長は骨盤矯正の前には浪越先生の所で指圧をされていたが「いくらやっても治らないので骨盤矯正を考えた」と言われていた。その通りだと思う。しかし、弟子に教えるときには時々指圧もされていた。
つまり初めから指圧だけをしても効かないが、骨盤矯正で全身をほぐしてから指圧をすると相乗効果で和以上の効果が生ずると数十年後に分かった。

 夕食が済むと弟子たちがテレビの前に集まってくる。そんな所で私は「腰を揉みましょうと」といって練習をした。そこへ先生の奥様が来て「清水さん何しとる、こうするのよ…」といって教えて下さることもあった。
若い弟子は一緒に教わって喜んでいた。会長は熟睡中でも閃くとコソコソと起きだし、奥様に施術をし、同じ事を奥様にもさせて確認するといったことでも技術を開発されたそうで、奥様の施術は高度であった。
 また奥様は日本画家を父とし絵の才能も秀で、幼いころから人里離れた山の中の一軒家で暮らし、大自然の中で十八歳まで過ごされ植物や動物に深い知識と愛着をお持ちであった。「五味美那子草花が友だちだった」は全国学校図書館協議会選定図書である。ご主人の類まれない才能と相俟って奥様の鋭い感覚や豊かな感情は大自然の中で、幼い日々に芽生え育まれたのでしょうか。その力がご主人を支え自然良能会が羽撃いたのでしょう。

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ペルビック健康センター 院長 清水 忠義
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